2016年2月10日水曜日

記事紹介-1 (日本語)

善良なあなたが「中華赤十字」に寄付をするとき、まずこれを見てください。

「アップルタイムズ」の報道によると、ネパール大地震のために、
中華赤十字は衛福部に申請を行い、「425ネパール地震震災」募金計画を発動した。
3000万台湾元を集める予定で、全力でネパール震災を支持する。

私は、あなたがテレビやネット上で被災の映像を見て、他の人の苦しみを分かるあなたが
すでにネット上のgooleで中華赤十字の募金口座を調べ、食費を節約して貯めたお金を
寄付しようとしているのを知っているが、しかしその前に、
私は先にいくつかの物語をあなたに見せようと思う。

1991年
当時の記者の范立達は調査局のスタッフから、中華民国赤十字の台北市内の16カ所の支部(注意:一つ一つの区に一カ所の支部がある)に経費を濫用している事実があると訴えを受けた。各支局が(収入の中から使える)50%の経費中、20%を人員の交通費や報奨金、他の30%を交際費、昼食代等に当てているのだが、各支部の部長は色々な名目をもって、毎月金を貰っていて、更に各種各様な名目において経費を使っており、
本当に救難や医療が必要な時、僅かしか金が残っていないのである。
この報道が出た後、世論や圧力により、当時の赤十字の秘書長陳長文は、
赤十字のチャリティバザールの中止と学校内での赤十字切手チャリティー販売の中止を宣告した。

リンク:中華赤十字ファイル 
http://mypaper.pchome.com.tw/fld/post/4130058

2005年 「アップルタイムズ」により中華赤十字総会上部スタッフ給料が高過ぎであると暴露される当時の秘書長である郝龍斌(前台北市長)と3人の軍出身の所長の給料が10万元以上であった。
郝龍斌はその上4人の秘書を中華赤十字に引き入れ、合計毎月20万元以上を給料として引き出し、8人が毎月1000万元以上を給料として貰っていた。
これは、20箇所の地方支部が1年の業務運営に足る金額であった。
記者が中華赤十字会長の陳長文のインタビューの際、彼は給料の金額は公務員に準ずると言い、「しかし、これはプライベートであって、具体的な数字を明かせない」とした。

リンク:中華赤十字 8上層幹部年俸合計が1000万元以上
http://www.appledaily.com.tw/appledaily/article/headline/20050529/1809137/

2005年 辞職した職員がTVBSに対し、2004年東南アジアで起こった大津波の募金期間、中華赤十字はスタッフを励ますために、「業務交通費」の名義で、
スタッフに募金中の15%を抜かせ、雇用費としていたと語った。

リンク:辞職職員が明かす:中華赤十字横領
http://elrohir.pixnet.net/blog/post/26903138-%28%E6%96%B0%E8%81%9E%E8%BD%89%E8%B2%BC%29-%E9%9B%A2%E8%81%B7%E5%93%A1%E5%B7%A5%E7%88%86%E6%96%99%EF%BC%9A%E7%B4%85%E5%8D%81%E5%AD%97%E6%9C%83a%E9%8C%A2

2009年 民進党議員は、内政部は中華民国73年より20年間も、
毎年250万元の補助を中華赤十字に与え続けているが、
中華赤十字は余った分を返さないで、自分の基金に貯め続けていると指摘した。

リンク:民進党議員:中華赤十字は20年間補助を横領
http://news.tvbs.com.tw/old-news.html?nid=321213

2009年 当時の台北市社会局長の師豫玲が議会で予備質問を行った時に、
台北市は921震災の際に余った8181万3414元を(国内復興用の)「重大災害民間募金」
として持っていたが、2008年6月にその中から6400万元を中華赤十字に振込み、
中華赤十字は四川省「解北小学校」の20教室の建設に使う、とした。
しかし、この期間、台湾は正に3つの台風による重大な災害に面していたが、
台北市委員会の反対の中で、それでも中国四川へ募金することにした。

リンク:簡余晏は台北市スポークスマンを問う:921善意の募金はこのように用いるべきではない
http://www.yuyen.tw/2011/03/blog-post_9457.html

2011年 中華赤十字は17億台湾元を超える日本震災に対する募金を得、
この中の民間からの募金率は5割を超えていた。しかし、3月末において、
中華赤十字は4億4千250元を日本に送金しただけだった。
中華赤十字副秘書長の林秀芬は、「災害を受けた地区の復興状況を見ながら、
段階的に寄付を行っていくのは慣例である」として、全ては専門的な考察に基づき、
違法性も無いとしたが、当時の中華赤十字のポスターには「寄付に時差は無い」と書かれていた。

リンク:日本を応援する寄付金17億 中華赤十字、先に送金したのは僅か4億だけ
http://news.ltn.com.tw/news/focus/paper/482133

2012年2月 日本の震災から一年を過ぎようとし、震災募金が終了してから既に
9ヶ月経っていたが、嘉義市支部と台中縣支部からの募金が中央に上がって来ていなかった。他にも、一部の支部が直接日本の震災復興組織に送金するなど、状況が混乱した。

リンク:2支部の311善意の寄付金が上がってこない。中華赤十字最後通牒を出す。
http://news.ltn.com.tw/news/life/paper/561057

2012年3月 日本の311震災から1年を過ぎたが、当時の内政部長の李鴻源は、
中華赤十字総会の311日本津波復興募金の中、8億元以上は使われたが、
現状16億9098億元が未だに振り込まれていないことを立証した。
理由は「日本赤十字に合わせるため」ということだが、
李鴻源は中華赤十字が募金を処理する手順の中、確かにミスがあるとした。

リンク:16億未だ日本に寄付されず 李鴻源:中華赤十字のミス
ttp://buzzorange.com/2015/04/27/the-truth-of-red-cross-society-of-roc/

■募金から「僅か」1%を抜く?
これら、以前の出来事を整理した文章を見た後、皆さんが年少時に中華赤十字チャリティー販売所で切手を買って消費した全てのお金、オフィシャルな募金大会で電話によって頼んだ募金が何処に流れていったか、心の中では大体分かったと思う。
しかし、中華赤十字が我々が「言い訳を聞かない」と言わないために、
以下に中華赤十字会長王清峰が善意の募金から金を抜いた件に対するコメントを示そう。

「中華赤十字が募金より15%を抜き、雇用に使っているいう外部からの疑惑に対し、
中華赤十字会長の王清峰のコメントは、中華赤十字の各ケースにおける業務費用は
以前からずっと非常に節約されており、日本の311震災における行政費用は、
募金の中の0.43%を占めるに過ぎず、他に例えば四川地震、ハイチ震災および88台風被害においては、行政費用が1.44%,1.62%,1.03%で、共に2%を超えていない。
更に15%などということはあり得ない。」

同じ様に、われわれは計算してみる。

(資料:中華赤十字オフィシャルホームページ)

日本地震(2011)総收入:
25 億 7,776 万 3,115 元 → 行政費用:收入 x 0.43% = 1108万4381 元

四川地震(2008)総收入:
16 億 5,409 万 4,159 元 → 行政費用:收入 x 1.44% = 2381万8956 元

ハイチ地震(2010)総收入:
1 億 9,821 万 3,524 元 → 行政費用:收入 x 1.62% = 321万1059 元

88台風被害(2009) 総收入:
53 億 3,388 万 8,372 元 → 行政費用:收入 x 1.03% = 5493万9050 元

四大災害(2008-2011) 中華赤十字「行政費用」総額:9305万3446元

王清峰は災害募金中、抜かれる金額の比率は高くないとしているが、
非営利組織と称される中華赤十字が4年という短い間に発生した4大災害中に「浄財」となった行政費用の合計は、実に9千3百万元となり、
台湾の大部分の中小企業の資本額に比べても多いこととなる。

この数字はどれ位多いか、それとも王清峰の言う所の、「非常に節約されている」のか?
それは、あなたが自分で見て決めるべきだ。

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