2016年2月10日水曜日

まず、何が問題なのか

今回の募金と中華赤十字について、まずどういう問題があるのか、という事を書いてみたいと思います。

まず、海外への募金と言えば、まず日本赤十字を思い起こされる方が多いか思います。
実際日本赤十字の信用度は絶対に近い程、高いでしょう。自分が寄付を行うとしても、
複数の選択肢を行うとすれば、まず日本赤十字を選ぶと思います。
しかし、忘れてはいけないのは、託された募金は日本赤十字が直接現地に持って行って
自治体に手渡している訳でない、ということです。
日本赤十字は現地の赤十字に募金を託す訳です。募金といっても、つまるところは「カネ」です。つまり、その「カネ」を託された団体が信用が無ければ、日本側での信用も用をなさない、ということになります。

では、日本赤十字が募金を託す、中華赤十字にどんな問題があるのか、
簡単にご紹介しましょう。

1. 中華赤十字は、国際赤十字会に加入していない組織である。
これが現地で偽赤十字と言われる所以です。

2. 中華赤十字幹部が殆ど国民党幹部で占められており、利権べったりの組織である。
今回の選挙で何故国民党が大敗したのか考えていただければ、どのような状態か分かるかと思います。

3. 国民党は、与党時代「赤十字法」なる法律を成立させ、赤十字の利権を守っている
「被災地への寄付は赤十字を経由させないと罰するぞ」という法律です。

4. 過去に何度となく、問題を起こしている
横領まがいの事件を起こしています。
また手元で大金が動く団体にも関わらず、信じられない程ルーズです。
(1年経っても支部が手元の募金を中央に上げてこない等)

また、これらの事柄に対し、中華赤十字は違法性の無さをことさらに強調していますが、
もともと内部が利権とカネで固められている、同じ党員で固められている組織なので、なかなか問題が出てきません。
今まで出来て来た問題は、氷山の一角として考えるのが妥当だと言えるでしょう。

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